第１部では、サージカルグローブの最適な使用に関する推奨事項をまとめたコンセンサスを作成する必要性について説明します。
『手』は、手術室で最も重要なツールです。手袋には、手を保護し、手術中の無菌バリアを維持するという必要不可欠な役割があります。サージカルグローブを使用する方の多くは、手袋がどのように作られているのか、どんな素材で作られているのか、そして、それらが耐久性や性能にどう影響するのかをご存じないでしょう。
また、手へのフィット感を考えるうえで豊富な選択肢があるということを認識していない使用者も多いでしょう。しかし実際には、これらの違いが手術の性能と安全性、そして長期的な手の健康に影響を与える可能性があるのです。
また、トッド・ブリンドル医師は、コンセンサス・ワークグループが、PRISMA手法2を用いてシステマティック・レビュー1をおこなう際に直面する課題、バイアス選択を防止する方法、最後に、投票プロセスにデルファイ法を用いたことについても取り上げます。
手と手袋は、感染予防、手術室の効率、手術のベストプラクティスについての重要なカギの多くを握っています。ポッドキャストシリーズ「Hands & gloves」では、手術室での実践、手袋、その他のサージカルグローブ関連のトピックについて、詳しく聞くことができます。
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サージカルグローブの実践を改善する
サージカルグローブは、持続可能性と地球環境にどのような影響を与えているのでしょうか？
サージカルグローブと原材料 – 再評価の時期が来た？
第２部では、変革を実施するにあたっての課題を克服するためにコンセンサスワークが担う役割について説明します。
サージカルグローブに含まれる化学物質の課題とチャンス - 顧客の期待に応える
細菌の増殖とSSI（手術部位感染）を減らし、術中の患者の快適性を高めるためにスウェーデンの手術室看護師がおこなった予防的介入
ダブルグローブのプロトコルを実践に移す方法
改善科学（improvement science）を用いて手術室の変化を推進する
接触皮膚炎は、物質が皮膚の表面と直接接触することに起因する皮膚の炎症です1。