創傷ケア |

熱傷による傷あとケア

熱傷の傷跡が生活の質に影響を与え、不快感やかゆみを引き起こすことがあり、見た目に対する意識から自信を失うこともあります。 日常生活に戻るのは簡単ではありませんが、肥厚性瘢痕を予防・軽減するためにできることはたくさんあります。

肥厚性熱傷瘢痕とは何ですか?

肥厚性瘢痕は、 熱傷後に最も一般的にみられる瘢痕です。これらの傷跡は周囲の皮膚と異なり、厚く、広く、赤く、盛り上がることがあります。

傷跡の程度にはさまざまな要因が影響します。 たとえば、熱傷の深さや重症度、皮膚移植の有無(およびその種類)、さらに肌の色、年齢、性別などが関係します。

2週間以内に治癒する熱傷は、最小限の瘢痕しか残さない可能性が高いです。 一方で、3週間以上かかって治る傷は、一般的に何らかの肥厚性瘢痕が残る傾向があります。

肥厚性熱傷瘢痕を予防する方法

国際熱傷学会(ISBI)のガイドラインでは、次のことを推奨しています。

2度熱傷(浅達性):傷が2週間以内に治癒する)の場合

  • 日光への露出を避け、SPF50+の日焼け止めを使用してください。
  • 肌をマッサージしましょう。これにより、傷跡周辺の皮膚の柔軟性が高まります。 また、かゆみや痛みの軽減にもつながり、全体的に快適に感じられるようになります。
  • 皮膚を保湿しましょう。 水分補給は、皮膚のバリア機能を回復させ、ざらつきや乾燥による皮むけを軽減するのに役立ちます。 熱傷の傷跡には、保湿剤(アクアクリームまたは乳化軟膏)を使用し、しっかりと円を描くような動きで1日に数回塗布することが推奨されます。 皮膚が乾燥したりかゆみを感じなくなるまで、継続して行いましょう。

2度熱傷(深達性):傷の治癒に3週間以上かかり、肥厚性瘢痕が現れる可能性が高い場合

  • 上記の3つのステップに従いますが、弾性衣類とシリコンによるケアも含まれます。Mepiformのような シリコーンシートなどの製品は、傷が閉じた直後から使用可能で、1日12〜24時間の装着が推奨されます。

肥厚性熱傷瘢痕治療

ISBI(国際熱傷学会)によると、広範囲にわたる肥厚性熱傷瘢痕を持つ多くの人にとって、第一選択の治療法は弾性衣類とシリコーン療法の併用です。 ご自身の傷跡を自宅でケアするために、医療専門家が最適な製品やケア方法を提案してくれます。 その内容は、痛みやかゆみなどの症状、日常生活や動作に支障があるかどうか、そして見た目に関する悩みなどに応じて異なります。

必要なときは、必ず医療専門家に相談し、助言を受けてください。 瘢痕のケアは、患者自身が行うことがほとんどなので、自分のケア方法を理解し、継続することがとても重要です。

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